「ガールスカウト」と聞くと、小さい女の子が活動するイメージを持ちますよね。実はガールスカウトは何歳になっても活動できるんです。
とはいえ、女の子がおそろいの制服や、アクティブな野外活動をしているイメージが強いのではないでしょうか。
「親とでは出来ない経験をさせてあげられそう」「子供をガールスカウトに入れてみようか」と考えたことのある保護者の方もいるかもしれません。
しかし、ガールスカウトがやばいという噂も出ています。
この記事では、ガールスカウトのどんばところがやばいのか、噂の実態についてリサーチしました。
ガールスカウトとは?
そもそもガールスカウトとはどんな活動内容なのでしょうか。
創設から活動内容まで紹介します。
創設
ガールスカウトは、ボーイスカウトに続いて発足された組織。
1908年、イギリスで元軍人のロバート・べーデン=パウエル卿がボーイスカウトと呼ばれる青少年の組織を創設し、その数年後に妹のアグネスらが中心となって創設したのがガールスカウトです。
その後世界へと徐々に知れ渡り、「少女と女性のための世界最大の団体」と称されるようになりました。現在では、153の国と地域に約880万人の会員がいます。
日本では47都道府県に拠点があり、会員数は約3万人。
対象年齢
冒頭でも紹介しましたが、ガールスカウトは少女だけが属する団体ではありません。
対象年齢は就学前1年(年長)~成人まで。
私もそうでしたが子供だけでなく、大人も会員になれることを知らない方も多いかもしれませんね。
活動内容
週末を中心に、月2~3回程度の定期的な集まりがあります。
地域や団体によって変わってきますが、大まかには以下の4つの活動があります。
- 各種イベントの企画
- 野外キャンプ活動
- 地域などへのボランティア活動
- 他のガールスカウト団体(海外も含む)との交流会
趣旨は以下。
ガールスカウトは「自己開発」「人とのまじわり」「自然とともに」の3つを活動のポイントとして活動に取り組みます。少女と女性のみの環境では、重い荷物があっても工夫して皆で運ぶ、物事を進めるときは話し合って民主的に決めるなど、さまざまな体験の場があります。そのことは少女たちの実行力、コミュニケーション能力、リーダーシップ能力を培います。
引用:公益社団法人ガールスカウト日本連盟
女性ならではの特徴を踏まえ、仲間とともにいろんなことを経験し、人間として成長することを大切にしているんですね。
ガールスカウトがやばいと言われる理由
ガールスカウトがやばいと噂されるその理由は以下の2つと考えます。
- 親が大変
- 宗教に関係している?
一つずつ見ていきましょう。
親が大変
ガールスカウトに子供が入ると、親の負担が大きいことを不安に思う保護者が多いようですね。
具体的に「大変そう」と思われることは以下のようなもの。
- 子供の送り迎え
- 費用
- 保護者の役員活動
ガールスカウトに限らず、子供が習い事をするとなると親が忙しくなる部分はありますよね。
できる限り子供のサポートをしたいと思っていても、仕事などで忙しかったり、保護者同士の関わりにためらいがある人も中にはいるようです。
宗教に関係してる?
結論から言うと、
ガールスカウトは宗教団体ではありません。
宗教団体ではないかと噂されるのは、以下のような理由があるためです。
- キリスト教信者の多いイギリスが発祥のため、活動理念の中に「神」という言葉が出てくる
- 運営母体や活動拠点が、寺社や教会になっている団※もある
※「団」とは、ガールスカウトで活動拠点を同じくするグループのこと。
特定の宗教をすすめられたり、寄付を迫られるようなことはありません。
どうしても宗教との関わりが気になる方は、運営母体が寺社や教会でない団を選ぶといいかもしれません。
ガールスカウトのデメリットは?
仲間と色々な経験を通して、人間的に成長ができそうなガールスカウト。
そのガールスカウトの3つのデメリットについて紹介します。
- 親の協力が必要
- 費用がかかる
- 活動内容が合わない場合もある
一つずつ見ていきましょう。
親の協力が必要
やばいの方でも紹介しましたが、
親の協力は不可欠。
子供の送迎は、どの団体でも小学校低学年くらいまでは必須になります。
また、保護者自体の活動はその地域の団体によって負担の大きさにかなり違いがあるようですね。
Q4:保護者の付添いは必要ですか?
ガールスカウトの活動は、少女たちの活動を大人が見守り、支えることによって成り立っています。
引用:公益社団法人ガールスカウト日本連盟
活動そのものは、ガールスカウトのリーダー資格を持った成人指導者のもとで行います。
保護者の方にはできる範囲でのご協力をお願いしております。
人手が必要な時には、引率などの手伝いをする団が多い様子です。
しかし実際にどの程度の負担があるかは、それぞれの団体に問い合わせるしかなさそうです。
せっかくの週末、親としてはゆっくりと自分時間を堪能したい方も多いでしょう。
ただ、子供とガールスカウトの活動に参加して、充実した時間を共有することも貴重な思い出になる可能性もありますね。
費用がかかる
ガールスカウトは無償で入れる団体ではないので費用はかかります。
費用に関しても地域や団により違いますが、大体の費用は以下。
日本連盟会費 | 4000円/年 |
保険料 | 450円/年 |
都道府県連盟年会費 | 3,000円前後/年(都道府県による) |
団活動費 | 1500円前後/月(団による) |
ユニフォーム代 | 15,000円前後(団による) |
その他にもキャンプ積立金や、教材費などもかかってきます。
基本的にはボランティアで運営されているため、
一般的な習い事と比べても割安な方ではないかと考えますよ。
活動内容が合わない場合がある
活動内容が合わないというのは、どの習い事にも言えることですが、
ガールスカウトが向いている子と向いていない子がいます。
なかなかグループになじめなかったり、活動をストレスに感じる場合は、無理に続けなくてもいいと思います。
ガールスカウトは活動内容がやばい?大人が大変の実態を調査!まとめ
ガールスカウトがやばいと言われる理由について紹介しました。
以下、まとめです。
- ガールスカウトがやばいと言われる理由は、親の協力が必須で大変なこと
- ガールスカウトがやばいと言われる理由は宗教絡み?と勘違いされること
- ガールスカウトには費用がかかるので団によって違うため、問い合わせが必須
独自の理念のもとに活動している団体ですが、その理念はとても真っ当なものですよ。
参加すれば普段の生活では感じない貴重な経験ができることは間違いありません。
気になっている人や子供がやってみたいという人は、まずは近くの団を体験してみることをオススメします。