街を歩いていても、呉服屋さんを見かけることが減りましたよね。
京都に行けば多いのかもしれませんが、私の地元にも呉服屋は見当たりません。
そんな呉服屋はやばいし怖いと言われているとも。
廃れていてやばい気はしますが、どう怖いのでしょうか?
悪徳商法と良心的な呉服屋を見分ける方法についても知っておきたいですね!
呉服屋はやばいし怖いのか、悪徳商法と良心的な呉服屋を見分ける方法についても調査しました。
呉服屋はやばいし怖い理由は?
呉服屋はやばいと言われる理由は次の3つです。
- 存続がやばい
- 高いものを買わされる
- 眼福すぎる
存続がやばいというのは確かな気がしますね。それぞれ見ていきましょう。
存続がやばい
呉服屋がやばいと言われるのは、廃れてきていて存続の危機を感じるからです。
では呉服屋はなぜ減ってきているのでしょうか。
考えられる原因には次のようなものがあります。
- ・着物を着る人が減っている
- ・高価なので購入層が限られてしまう
- ・品質の良い着物を製造するのにお金がかかる
- ・売れ残りも多く在庫管理も厳しい
- ・若者より高齢者が買うためリピーターがつきにくい
- ・レンタル衣装店で着物を借りる人が増えている
私も考えてみると、着物を着たことは成人式にレンタルの着物を着たのみです。
結婚式でも着物よりドレスを着ている人が目立ちますよね。
冠婚葬祭以外に着物を着る機会もほとんどありません。
そのため購入するのは勿体ないと、レンタルする人が増えてしまうのですね。
製造や在庫管理も大変そうですし、いろいろな面から見て存続がやばいのは納得です。
高いものを買わされる
呉服屋はやばいし怖いと言われるのは、高いものを買わされるイメージが強いことも理由です。
呉服屋に着物を買いに行く人の多くは、着物の知識もあまりないでしょう。
呉服屋の店員はそこをねらって、「よく分かっていないなら、より高い商品を売ってやろう」というわけです。
勿論、高いものは実際に質も良いことが多いです。
しかし、本来の価値以上の値段を付けてくるお店もあります。
店が少ないので、相場額もあまり分からないのも難しいところです。
昔ながらの老舗の呉服屋は客数も少ないため、集中して売り込まれると断りにくいですよね。
いずれにせよ、呉服屋は高いものを買わされるイメージがあって怖いと感じている人が多いです。
眼福すぎる
呉服屋はやばいと言われる理由として、扱う着物が美しく綺麗で眼福すぎることが挙げられます。
美しい着物の柄や鮮やかな色の商品がずらりと並ぶと、それを見ているだけでうっとりする人もいるでしょう。
普段、着物に触れる機会が少ないため、尚のこと珍しくて冥福感がありますね。
呉服屋さんにいくと眼福すぎて…やばい…
— sato (@sato19094262) June 30, 2024
やばい…🫣
— せんば呉服 (@Senba_gofuku) August 29, 2023
やばすぎる…😣
これ、めっちゃ好き!!#片貝木綿 #絞り pic.twitter.com/ODSmsqgq3a
なんだか呉服屋の着物を見ていると、優美な世界に引き込まれそうでやばいですね。
呉服屋はなぜ儲かる?
呉服屋はなぜ儲かるのか、結論から言うと掛け売りから現金売りになったことや呉服の値段が高いことが大きいです。
その昔は、着物は武家相手などの訪問販売がほとんどでした。いわゆる掛け売りです。
そのやり方をくつがえしたのが、三井越後屋呉服店の現金売りです。
現金売りとは、つまり店頭にて庶民相手に生地を採寸して販売始めました。
その結果、庶民も多く購入することができました。
閉店が相次ぐ百貨店。「江戸時代の呉服屋の大半は倒産し、百貨店に業態変更した呉服屋だけが生き残った。今も同じ」とニュース解説。そのとおりだけど、今、生き残るにはデパートから不動産業(テナント業)への転換が必要で、社員数の大幅減は避けられない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) November 16, 2019
またそもそも高級素材を使い職人の手織り生地のため、高価での取引が可能になります。
成人式の振袖、結婚式の白無垢を例にあげても、数十万円から数百万円します。
これだけの値段なら、1人に売るだけで販売で十分な利益になるわけです。
高い値段で売ることができるのも、呉服屋が儲かる理由と言えるでしょう。
呉服屋の悪徳商法と良心的な店を見分ける方法は?
呉服屋の悪徳商法と良心的な店を見分ける方法として、個人情報取得や囲み販売をする店は危険で、良い店はクーリングオフ制度があります。
悪徳商法な呉服屋の特徴や手口、良心的な呉服屋の特徴について紹介します。
悪徳商法な呉服屋の特徴
悪徳商法な呉服屋の特徴は以下になります。
- ・しつこく個人情報を欲しがる
- ・しつこく高額品を勧める
- ・囲み販売
- ・ローンを組ませる
- ・売り込み力の強いチェーン店にも注意
なぜ個人情報を取得するかというと、顧客名簿を作って電話やDM勧誘をしたいからです。
名簿をつくるためにアンケートを書かせるお店もありますが、個人情報をすべて書くのは危険です。
また買う気がないのに帯など小物をしつこく勧めてきたり、試着を勧めてきたり。
電卓をたたいて値引き値引きでしつこく買わせようとするお店にも気を付けましょう。
店員3名以上で販売してくるお店も怖いです。帰られない雰囲気になりますよね。
うまく連係プレイをするお店もあるので、囲い込みには要注意です。
買うと言っていないのにすぐに伝票を書いたり、ローンを組ませようとしたりしてくる呉服屋も悪徳商法です。
着物は大手からチェーン店もありますが、会社や店長の方針によっては売り込みがすごい所もあります。
しつこくなくて笑顔で接客してくれるチェーン店を選ぶことがポイントです。
そいえば去年の夏の事なんだけど。1回浴衣仕立てたことのある、モールの中の呉服屋さん。そこで浴衣をまた仕立てた。受け取りの時に「これに覚えはないですか?」と3年前に私が京友禅の訪問着を襦袢含め一式仕立てた旨の契約書を見せられる。私の名前、前住んでた家の住所、合ってるけど
— 森林 (@shrn_9) January 28, 2021
良心的な呉服屋の特徴
良心的な呉服屋の特徴は次の3つです。
- ・自社ビルや店舗付き住宅の老舗店
- ・百貨店の呉服屋
- ・クーリングオフできる店
老舗の呉服屋は、看板に伝統を背負っているので下手なことはできません。老舗ならではの信頼があります。
また老舗の呉服屋は1階が店舗で2階に住んでいるようなお店も多いので、家賃がかかりません。
家族で販売している所も見られ、店員のノルマもないので無茶な売り方はしてこないはずです。
そのほか、百貨店に入っている呉服屋で買うのも安心です。
百貨店の店員は丁寧でマナーもあり悪徳商売もしません。安心して接客を受けることができるでしょう。
そして当然のことながら、クーリングオフができるお店は安心安全です。
当日を含めて8日間は無条件で返品可能。着用後でも返品して良いルールです。
有名呉服店では、やまと、さが美、鈴乃屋、ますいわ屋、BANKANなどは、店頭購入品のクーリングオフが可能です。
呉服屋はやばいし怖い?悪徳商法と良心的な呉服屋を見分ける方法は?まとめ
呉服屋はやばいし怖いと言われるのは、存続がやばいことや眼福すぎること、高いものを買わされそうで怖いのが理由でした。
着物の知識がないだけに、無茶に売り込まれないようにしなければなりません。
そのためにも知っておきたい「悪徳商法と良心的な呉服屋を見分ける方法」は以下です。
<注意したい悪徳商法>
- ・しつこく個人情報を欲しがる
- ・しつこく高額品を勧める
- ・囲み販売
- ・ローンを組ませる
- ・売り込み力の強いチェーン店にも注意
<良心的な呉服屋>
- ・自社ビルや店舗付き住宅の老舗店
- ・百貨店の呉服屋
- ・クーリングオフできる店
上記を参考に、安心して着物を選べる呉服屋に行くようにしましょう。
良心的な呉服屋であれば、プロの目で親切に良き着物をアドバイスしてもらえるはず!
呉服屋だからこそ、外れのない一生ものの着物を買いたいものですね!