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やばい

宇治ウトロはやばい?危険な行ってはいけない場所か現在の治安も紹介!

宇治ウトロ地区とは京都府宇治市伊勢田町ウトロ51番地周辺。

京都の宇治と聞くと宇治茶の名所というイメージが入ってきますが、宇治ウトロはまったく違う雰囲気です。

そもそもウトロとはどういう意味なのでしょうか?

そんな宇治ウトロはやばいという声があります。危険な行ってはいけない場所とも言われています。

危険と言われるくらいなので、宇治の観光地とは明らかに別物ですね。

現在の治安も気になるところです。

ここでは宇治ウトロはやばいのか、真相を調査しました。

危険な行ってはいけない場所か現在の治安も紹介します。

宇治ウトロがやばいと言われる理由は?

ハードワーカー

宇治ウトロがやばいと言われる理由は次の3つです。

  1. 在日コリアン労働者集落である
  2. 放火事件で廃墟化
  3. ヘイトクライムがある

宇治ウトロは在日コリアン労働者集落ということですが、どんなふうにやばいのか見ていきましょう。

在日コリアン労働者集落である

宇治ウトロがやばい理由は、ここが在日コリアン集落で怖いイメージを抱く人が多いからです。

宇治ウトロには、戦時中の在日韓国人・朝鮮人労働者が集まって住んでいます。

在日コリアンが集まる集落であるため、興味本位で危険とか怖いとか言う人も少なくありません。

ギリギリの生活で、生活保護を受けている人も多いです。

どうしても特殊な地域であることから、宇治ウトロはやばいと言われています。

放火事件で廃墟化

宇治ウトロがやばいのは、2021年の放火事件で廃墟が増えたことも理由です。

2021年12月6日、無職の22歳男性が宇治ウトロの空き家に放火をしました。

火は燃え移り、約30棟もが燃える大きな火事になったのです。

犯人は、在日韓国・朝鮮人に対して偏見を持っていました。またコロナ渦で離職になった苛立ちもあったようです。

平和祈念館の開館も阻止したかったとのこと。

この火事によって、宇治ウトロの家屋はますます廃墟化しています。

在日コリアンを敵視した放火も、集落の廃墟化もやばいですね!

ヘイトクライムがある

宇治ウトロはやばい理由として、反在日韓国人・朝鮮人のヘイトクライムがあることがあげられます。

言うなれば、在日韓国人・在日朝鮮人に嫌悪感を抱く人による嫌がらせのことです。

2021年に勃発した放火事件も、言えばヘイトクライムのひとつです。在日コリアンに対して嫌悪感を抱く男が犯人でした。

日本に渡って働くしかなかった在日コリアンの人たち。厳しい環境の中でただ必死に生活のために働いているだけです。

実際のところ、宇治ウトロに住む在日コリアンの人たちよりヘイトクライムのほうが恐ろしいしやばいですね。

宇治ウトロの現在の治安は?

夜の道

宇治ウトロの現在の治安は、廃墟化した家屋もある中特に住人が犯罪を犯すなどはありません。

宇治ウトロ地区とは京都府宇治市伊勢田町ウトロ51番地周辺。

宇治ウトロでは1980年代まで上下水道が通っていませんでした。

そんな中で、ウトロの人たちは助け合い労働してきたのです。

ウトロにあるオモニの看板には、「ここからは出ていかない。何があったとしても、ウトロは私達の故郷である」という内容が。

在日コリアンの人達の故郷でもある場所で、皆平和に暮らしたい一心です。何も怖いことはないのです。

2024年の時点で、ウトロの市営住宅建設や排水路の整備なども進んでおり、どんどん住みやすく安全な地域になりつつあります。

在日コリアンが暮らす京都府宇治市のウトロ地区(約2・1ヘクタール)で、市営住宅や道路、排水路などの整備が進み、市主体で取り組んでいる住環境改善事業が4月中にも終わる見通しとなった。(中略)

地区で生まれ、市営住宅で暮らす住民(78)は「道路などがきれいになり、住まいは大雨でも安全で、ありがたい」と話し、「でも、独り暮らしなので、孤独に感じることもある」と漏らす。

 川口龍雄副市長は「ウトロ地区の人に安心、安全で健やかに生きがいを持ってすごしてもらえる環境を整備することも、地元自治体の役割。今後もウトロ地区内外の人に仲良く暮らしてもらえるような環境整備に努力したい」と話している。

引用: 読売新聞

ウトロの意味は?

シャベル働く

ウトロの意味は、宇治へつながる地「宇土口(うとぐち)」の「口」が「ロ(ろ)」と読まれるようになり「ウトロ」になったとのこと。

北海道にもウトロという場所がありますが、これはアイヌ語であり宇治ウトロとは関係ありません。

宇治ウトロ地区は1940年に、日本政府が推進した「京都飛行場建設」です。ここに在日コリアン労働者が集められたのです。

それからというもの、この地に住む在日韓国人・朝鮮人の人達は「ウトロ」と呼ばれるようになりました。

終戦後帰国したい人もいましたが、母国の混乱や日本からの財産持ち出し禁止、経済的な問題などで日本にとどまる人も多数。

みんな、宇治ウトロを「第二の故郷」として生きてきたわけです。

宇治ウトロ出身芸能人は?

宇治ウトロ出身芸能人は、劇団四季出身の歌手鄭雅美(チョンアミ)さんです。

宇治ウトロ出身とよく言われるのが安田美沙子さんですが、彼女がウトロ出身の可能性は低いです。

安田美沙子さんは京都弁が特徴的ですが、生まれは北海道です。

その後京都の北部に引越してきて、小学校2年生から宇治に住んでいました。

とは言え宇治も広いですし生まれも北海道なので、ウトロ地区出身ではないでしょう。

一方で、劇団四季出身の歌手、鄭雅美(チョンアミ)さんは18歳までウトロで暮らした3世です。

彼女はウトロ地区出身です。

「日本人でも韓国人でもない、在日という中途半端な立場が嫌で。私が何者かを知りたくて」。ルーツをたどり4カ月間、韓国で過ごした。慶尚南道の祖父母の古里も訪ねた。「在日として誇らしく生きると答えが出せた。迷いがなくなった」

引用:朝日新聞デジタル

宇治ウトロはやばい?危険な行ってはいけない場所か現在の治安も紹介!まとめ

宇治ウトロはやばいのかリサーチしたところ、在日コリアン労働者の集落であることやヘイトクライムによる放火事件があったことが分かりました。

ウトロの住人は第二の故郷として助け合い、ギリギリの生活をしています。危険な行ってはいけない場所ということはありません。

現在の治安も特に問題はないです。上下水道も整い、市営住宅建設も進んでいるとのこと。

在日コリアンに対する偏見や差別はなかなかなくなりませんが、ウトロ出身の歌手鄭雅美(チョンアミ)さんのように誇らしく生きて欲しいですね!